引越における相見積の取り方
ビジネスにおける契約などでは多くの場合で「相見積(あいみつもり)」というのは常識的に行われているものですが、個人でサービスを利用する場合にはあまり使われない方法ですので、ここでは、引越で相見積をとる場合の方法や交渉術について説明していきます。
まず始めに。相見積って相手に悪いの?
正直引越業者の場合は相見積もりを取られていることは半分承知の上です。ここでも紹介していますが、「引越業者の一括比較サービス」などというような比較サービスなどもあり、相見積を取ることに抵抗を感じる必要はありません。
むしろ、見積にきた営業の方に、複数の引越業者さんに見積を頼んでいることもそれとなく伝えても問題ありません(そちらの方が値引きを引き出しやすいかもしれません)
相見積の取り方、手順について
相見積の取り方、実際の営業の方への説明のやり方などを解説していきます。
1.引越比較サイトや業者の公式ページなどで見積依頼をする
まずは、引越比較サイトやお目当ての引越業者がある場合などは公式ページなどで見積の依頼を行います。個人的には比較サイトの方が個人情報を何度も入力せずに一度の作業で複数の業者さんに依頼をかけられるので便利だと思います。
>>引越一括見積サービスとは
引越達人セレクト 大手業者を中心に多くの引越業者に見積もり依頼が出せます。一括で見積依頼ができるので簡単です。 引越達人オリジナル特典があり、訪問見積時にお米プレゼントなどの特典が用意されていることもあります。 |
ちなみに、見積依頼をかける業者の数ですが、多くても4社くらいが限界だと思います。それ以上になってくると見積のお断りを入れたり営業の相手をするので疲れてしまいます・・・。
相見積の件数としては4社あれば十分です。
2.営業・コールセンターなどから電話、訪問見積日・時間の決定
見積り依頼をかけると多くの場合、電話やメールなどですぐに連絡があります。経験則的には即日の電話やメール連絡がほとんどです。
訪問見積日の日程などを調整してきますので決めてしまいましょう。時間としては1社あたり1時間~1時間30分程度かかると思ってください。
3.訪問見積の実施
(2)で決めた時間に営業の方がやってくるかと思いますので対応をしてください。最初出される見積は一般的には高いことが多く、そこから値引きをしていく感じになるかと思います。
テクニック①即決しない
おそらく見積値引きの中で「今決めていただければ○円でやります」、「×円にまで値引くことができれば今決めていただけますか?」といったトークが入ってくるかと思いますが、一旦預かりたいと引きましょう。(言い訳としては、引越費用は会社が負担するので会社に聞かなきゃダメ、次に別の業者さんに来ていただくことになっているので即決は出来ない、などが有効です)
テクニック②複数業者に「せーの」で見積を出してもらう
複数の業者に見積をとるとき、時間帯をずらすのもOKですが、一度に来てもらうのも一つです。このパターンだと価格的にある程度ギリギリのラインで出してくることが想定されます。
あと、たくさんの業者さんに依頼した場合には別々に対応するのが面倒なのでという意味もあります。(この場合も即決でなく、一時預かると良いでしょう)
テクニック③値引きになりうるようなカードを提示する
引越代を節約するテクニックで挙げたような「曜日変更」「時間帯変更」などはコチラにとっての値引きのカードになる可能性が高いです。提示された金額からの値引き交渉の手段として、「平日にしてもらっても大丈夫(可能であれば)」、「時間帯は午後便(フリー便)でもOK」といtった様なカードを提示しましょう。
テクニック④他業者の見積金額を出して値引きを迫る
相見積を折角取っているわけですから、他の業者さんの金額も出していきましょう。別の引越業者さんのところは○万円だったからそれ以上なら無理というような交渉もOKです。
ただし、この手で値切りをする場合には、相手に「○万円より下げたら即決していただけますね」というトークになるはずですので注意が必要です。その場合でも「一旦は会社にあげないと駄目だから決められない」などと保留できればよいでしょう。
4.見積業者の選定・決定
預かった見積の中でも自分にとってぴったりと思う業者を選択しましょう。数社の相見積を取って、上のようないれば価格的(金額的)には結構お安くなっているのではないかと思います。
最終的には、それぞれの営業の方と接した中でどこの業者が一番良かったのかを金額的な面と折り合いを付けて決めてもらえればいいのではないかと思います。