引越しが決まったら間取り図からレイアウトを考える
引越しが決まったら、新居(引越し先)の間取り図を取り寄せましょう。
ベストは「平面詳細図」と呼ばれる図面で、家の間取りを1/50サイズで正確にしめしたものです。これがあればmm(ミリメートル)単位での間取りが分かりますので、レイアウトを考える上で最適です。
ただ、そこまで厳密な間取り図がなくても大体の図面がわかるものがあれば大丈夫です。なければ手書きでも良いので作りましょう。
重量荷物の配置を考える
引越しでどうしても大変なのが重量荷物・家具です。冷蔵庫、洗濯機、食器棚、ダイニングテーブル、ソファー、ベッド、化粧台、タンスなど重たいもの、サイズが大きいものは、新居のどこの部分置くのかにどの向きで置くのかを考えておく必要があります。
こうしておく事で、引越しスタッフに分かりやすいように指示をすることもできますし、事前にこうした配置図を渡しておけばその通りに配置してもらうこともできます。
逆に、こうしたものがないと「このタンスはどの部屋のどこに置きますか?」「えーと、それは2階の六畳間の××の位置においてください。」なんてやり取りを延々とする必要が出てきます。
状況によっては後から自分で動かす羽目になることもあります。
配置図(レイアウト図)と配置する家具には番号を振る
さらに、スムーズに引越しをするためには配置図(レイアウト図)は印刷(コピー)をして部屋の入り口などの分かりやすい場所や事前にスタッフに手渡すなどしておきます。
また、配置図と設置家具にはそれぞれ共通の番号などを振っておく事で、間違いをなくすることができます。
例えば、2LDKの新居(マンションに引越しをするとします)。その上で部屋を下のリストのように分類します。
部屋の名前 | 部屋記号 | 配置したい家具 |
キッチン |
K | 冷蔵庫 |
リビングダイニング | LD | ダイニングテーブル |
洗面所 | T | 洗濯機 |
居室① | R1 | デスクA |
居室② | R2 | 子供用デスク |
そして、それぞれ家具ごとに、「K」「LD」「T」「R2」のように部屋記号を養生テープなどに目立つように書いておき、家具や家電製品に貼り付けておきます。
こうすることで、家具に張ってある番号を見るだけで引越しスタッフはどの部屋に荷物を運べばいいのかが分かります。
ちなみに、梱包したダンボールにもこの部屋記号を書いておけば、必要な荷物を必要な部屋に運んでもらうことができ、スムーズです。
また、同じ部屋に似た家具を複数配置する場合、例えばタンスを2台置くような場合は、どのタンスをどちら側に配置するのかまで分かるように間取り図や家具にメモをしておくとよいでしょう。